2012年11月27日

最後に口を開いた方が勝ち喧嘩

小学校の頃に教室でよくみた口喧嘩。
生徒Aが「馬鹿」と発し、受けた生徒Bも「馬鹿馬鹿」と返す。
気分的に勝者となるのは最後に相手に向かって言い返した側である。
一方的に相手が根負けしたと身勝手な判断を下して悦に浸る側だ。
しかし、勝者と言えるのはあくまで小学生までであり、大人になって
からは相手にする側が馬鹿である。これは至極当然のこと。
けれど姉はちがった。真っ向勝負するのだ。たとえ三十路近く、
相手が犬であってもだ。ちなみにこの口喧嘩に名がついているか
わからないので「最後に口を開いた方が勝ち喧嘩」としておく。

姉はこの「最後に口を開いた方が勝ち喧嘩」が三度の飯より
好きだがブランド品よりは好きではない。
つねに、まるで小学生が不機嫌になっているような状態を保持
しているのでこの喧嘩をするのは簡単である。いつも発端と
なるのは「ゴミ袋がなくなったのなら補充して」「汚れたふきんは洗って」
などの生活上において些細なものである。姉はゴミ袋がないのなら
テーブルの上に投げっぱなしにするし、汚れたふきんはそのままに
しておく人間だが何も文句をいわないでおくと「当然」と思うたちなので
定期的に注意をしなければならないのだ。
姉は当然のこととして「うるさい」と喚く。
それに呼応して東京からつれて来た犬もやかましいほどに吼える。
私が「今度から注意してよ」「はいはい」などと声を発すると
反射のようにまた、「うるさ〜い」と音量を上げて対抗する。
この貧乏人特有であろう教養のなさを露呈する口喧嘩のまねごとを
終了させるには私が姉の奇声を聞いてなにも返さず無言に徹しなければいけない。
無言を保っていると、不機嫌な姉の矛先は自分が躾けた犬にまで及んだ。
この犬も飼い主である姉とそっくりであり、「最後に口を開いた方が勝ち喧嘩」が大好きだ。
姉がPCモニタをみながら吼える犬に対し普通の音量で「うるさい」と言う。
犬が応えるように抑えたように「ワッ」と小さく吼える。
また、姉が「うるさい」と発すれば犬も同じ程度の音量で吼える。
笑える。呆れたが笑える。姉の性悪な性格を犬も受け継いでしまったのだ。
東京でも似たような言い合いをしてきたのだから犬が真似したのだろう。
勝負の結末は姉が実力行使をして終わる。犬のゲージを叩いて怯ませて
「うるさいていってんだよこの糞犬」と叫びながら追い詰める。
犬は身をすくませてびくついているのだが、この犬も犬だ。
ある程度姉の怒りがおさまった折を見てまるで別件のことですよ〜
とでも言いたげにさりげなく「わふッ」と小さく吼える。
ご主人様に対しても些細な反抗だ。
気がついても気がつかないふりをすればよいのに姉は
小さな声も拾ってしまう。こうなればまた人間と犬との
「最後に口を開いた方が勝ち喧嘩」が繰り返される。

■実験
常時発狂できる特技を持つ姉には独壇場となる
「最後に口を開いた方が勝ち喧嘩」。
姉はどんな言葉も拾うのでやっかいであった。
小学生の頃の口喧嘩の時の例。
姉が私に注意され不機嫌になり口喧嘩が発生。
ここで私が「あ」と発すると。
姉が「あ〜あのどかわいた〜」と抵抗。
私が普通に「テレビのチャンネルかえるよ〜」と日常会話を
しても姉は「はぁ〜あ〜〜」とため息をわざとらしくつく。
姉のなかでは最後に言葉を発するか、反応をして相手がなんら返さないで
いる状況をつくりだすのが「勝利」なのだ。
なんのことはない。小学生がよくやる「馬鹿と言ったほうが馬鹿喧嘩」で
最後に絶対に「馬鹿」と言わなければ気がすまない性質なだけだ。

では、私が最後に「はい、最後にど〜ぞ」と発した場合はどうでるのか?
姉は相手を言い負かしたでもなく「相手が根負けした」と都合よく判断し
「勝利した」と思い込み、気を落ち着かせてようやく静まるのだ。
私が最後の最後、主導権を保ったまま姉に勝利を「譲る」状況に
なったとき、どう反応するのか興味深い。
確信に至るほどに予想がついたが好機がめぐってきたので決行してみた。

結果、大ボリュームで騒いで喚いて一方的に終わらす。である。
面白がって「さむぃ」とか「うんこしてぇ」と発している
間にも姉はPCモニタをみながら「うるさい」と返していた。
返していないふうを装っているが対抗しているのだ。
小学生かっ!っ突っ込みたいけれど我慢してつづける。
このままでは平行線の一途を辿るだろうという按配で
あの一言「はい、最後にど〜ぞ」と手のひらを姉に向けて
場を離れる。すると「うるせいってってんだだよぉ!」と
小汚いわめきが聞こえ物が壁にぶつかる音がした。
手が届く範囲のものを衝動的になげたのだろう。
それとともに、姉の癇が伝染したのか犬が狂ったように吠えはじめる。
実験終了。

当記事を読まれた人のなかには「これだから貧乏人は教養もくそもねぇな」
と、辟易する人もいるのだろう。だが、「この程度」の騒ぎいくらでもあるのだ。
貧乏人の脈々と受け継がれてきた負の鎖は驚くほど分厚く頑丈でそれでいて冷たいのだ。
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2012年11月23日

えっ! (中略)ですよ。続き

前回記事を読むとまるで
私が老齢の方の親切をただ迷惑と感じる若者のようだが、そうではない。
問題となるのは婆さまが連れてきた新人男性Bに「手伝ってもらう」か「断る」かだ。
婆さまのドヤ顔を横目に手伝ってもらうと前回記事のようになる。では、もう一方の「いや、間に合ってます」と
手伝いを断った場合はどうなるか。これもちと面倒なことになるのである。
なぜかといえば、この婆さまの気分を損ねると私の立場があやういのだ。
女性が大半を占める清掃バイトのなかでも特に発言力があるので
遠まわしにでも誰かを非難すると他のバイトにそれが波及する。

つまりは、どちらの選択をしてもハズレなのだ。
ハズレなら僅かでもはまともなほうを選んだまでのこと。

とにかく、私は時間通りに作業を終了させた。
肩の荷がおりてほっとする。だが、お次は精神的な攻撃が待っていた。
手を洗おうと洗い場に入ると先客がいた。子持ちの若い女性が二人。
聞くつまりは無かったが会話が聞こえてきた。ありがちな陰口。
それも私のだった。聞いてないふりをしつつ二人の横に立ち、蛇口を
ひねり手を洗う。もちろんそれとなく横目で観察する。
横に並ぶと二人はすこし固まったがすぐに主体的に話をしていた
デブがつづき―私の悪口―をする。どうやら、気づかれていないと思っているらしい。
それにしても陰口を聞かれたかどうかを瞬時に判断し
固有名詞をださずに途切れた会話をつなぐ技術は感嘆ものだ。
女性は陰口をしやすいとは言わないがこのデブは慣れている。
だからと言って人の陰口をし、またそれを注意することもなく
安易な同調をする者も許されるものではない。

不利な条件下でのノルマを達成し一息ついても
己の陰口を聞くはめになるとは。
しかし最後にはあの婆さまが待ち受けていた。

陰口をスルーして掃除用具室前で待機する。
タイムカードを押しにいくのには全員が揃ってからではない
といけないからだ。
気がつく。掃除用具室内の照明がONのまま。
OFFにして照明を消したとたんに「まだいるよ」としゃがれた声。
あの婆さまだ。話を聞くとまだ戻ってこないおばさんがいるとのこと。
「知ってるのならサポートに向かってやれよ」と言いたかったが抑える。
通路の奥にそのおばさんが見えたからだ。
モップを手にこちらに向かって歩いてきている。
このあとの行動は用具室に入りモップを搾りしまうだけだろう。
用具室の照明は消してしまったが店の照明がついているので
モップを搾りしまう行動に障りはない。だからこそ消した照明を
つけずにもどらなかった。
すると突然あの婆さまが
「だからまだいるんだって」と私に言いながら掃除用具室内の照明をつけた。
それも表情・所作・声量を巧みにあやつり
「やれやれ、気が利かない男だなぁ」といった風に。
なんだこれは。
うまく言い表せないが雰囲気が私が空気を読めない人間にさせようとしていた。
私の陰口を叩いて嬉し涙を流していた二人組みもやれやれ感をかもし出している。
はぁ?なんですか?私がわるものですぁ?と叫びたかった。
私はいつも作業が遅滞している人がいれば必ず手伝うが
私いがいはそうではない。余計な仕事はしたくないのだろう。

照明をつかなかっただけで悪者扱いにされているのを
論理的には反論できた。けれど、あの婆さまの若者はこれだから
仕方がないねぇといった諭すような空気を醸し出していのだから
できない。このような展開では正論であれ反論すること事態が
逆効果になるのだ。
作業を遅滞させる原因をつくった「ありがた迷惑」のみならず
ここでも私を追い詰めるか。この婆さまただものではない。
なにせ団塊の世代。老獪な手段により反論は封じられた。

なぜか気が利かない坊やにされ、苛立った私はその日、自主的につづけてきた
待機室の清掃をせずに一番に帰った。
待機室とは名のとおり待機をする場所でもあり、喫煙所・ロッカー
代わりにも使用されている部屋だ。私も含めて清掃バイトは誰もが
使っている。帰り際に必ず訪れる部屋である。
だからすぐに汚くなる。
荷物をとりに部屋にはいると夕方勤務の店員が落としたであろう
タバコの灰・お菓子の空き袋・パンフレットがテーブルの上に
散乱しているのが常だ。
これではいかん、と帰るときにはすこし清掃をしてきた。
しなくてもよい仕事なのだが、ごみを捨て・布巾をかけ
椅子の整頓だけである。1分ほどですむので毎回自主的にしていた。
結果、退出するのはいつも私が最後になる。
私の陰口をしていた前述の子持ちデブ女に観られたときは
「無駄なことするなぁ」と意味が分からないというような
顔で小言をいわれた。隣にはこれまた前述の陰口に同調し
いさめる事ができなかった子持ち女がいたのを覚えている。
いつも二人組みだから思い出すまでもないが。

結局のところ人一倍働いたのにいらぬおせっかいを
押し売りをされ一方的にドヤ顔をされ、陰口を叩かれ
最後には空気が読めない男認定にされた踏んだり蹴ったりな日であった。

この不調の前触れはあることにはあったのだ。
二日前から姉がやる気がないと称して仕事を休み続けていたからだ。
家事はしないが食料は食う。気分がわるくなると人に当たる暴君が
日がな一日居座っている状況から察して呪い除けをするべきだった。
方法なんて知らないし、知ろうとは思わないが。
posted by ひきひき at 03:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月22日

えっ! ご存知、ないのですか!? ありがた迷惑の押し付けで 人を不快にさせることにかけては銀河一の、あ…あのババァさまですよ。

アルバイトの男というのはなにかとこきつかわれるもの。
虚弱ヒキの私もそうです。
清掃のバイトなのに社員とともに重い物を倉庫に運び
なぜか機械の部品交換もさせられています。
そして他のパートさんたちよりの無言の圧力。
自分の持ち場が終了したらサポートにまわる。
これぐらいならもう諦観していますが、内向的な
性格なので作業のペースを崩されると非常に頭にきます。
そしてそれが予想できるものなのに回避するとことさらに
問題を大きくしてしまうことだと。

先日、新人の男性と部品交換作業にまわされる。
新人なのでひとつひとつの工程消化が遅い。
元々、慣れた人でもぎりぎり間に合うかどうかという作業。
私は社員に教えてもらった方法をすこし変え、時間短縮に
成功したがそれでも不安であった。

終了時間まで残り 30 分。
つまってしまった。
交換作業には相手方の担当箇所が終了しないと
取り掛かれない工程もある。なので息の合った仕事を
しないと片方が手持ち無沙汰になる。
新人の男性は遅滞し、私はいらない自由時間を得てしまう。
他のパートさんの手伝いにむかうにしても中途半端に
なるだろうと思われるわずかな時間。
新人の男性に代わって私がすれば良いのだが、それでは
慣れることはない。
ここである程度慣れさせないと後々になって負担が増す
ばかりなので仕事を奪って勝手に進むことはできない。

終了時間まで残り 10 分。
交換作業の大部分をすましたが、それでも
終了時間までにはぎりぎり間に合わないだろう
という残り時間。作業を完全に終了させないと
社員が残り部分をするはめになる。残業だ。
すると清掃バイト・パートさんに迷惑がかかる。
ならばノルマなんて課すなってところだが仕方がない。
私は新人男性と代わり、簡単な箇所を任すことにした。
お手本どおりなら新人男性の箇所を片付けてから
簡単な箇所をするが、無理やり同時進行させる。
一番作業がはやい私だからできたってことでもないが
他の人だと混乱しただろう。

しかし、問題が発生。
無事、作業終了の目処が立ちあと一息だと言うときに
団塊の世代であらせられるおせっかい婆さんが
援軍をひきつれてやってきました。
「男手はひつようかい?」
その婆さまの後ろには別の新人男性がひとり―以下、新人男性Bと呼称―。
この男性Bは数日前に入ったばかりなので何も分からない状態。

私は予想できる結果に辟易としながら
仕方なく頷いた。
頷かなければあとあと問題が発生するからだ。

実際、でっかいありがた迷惑であった。
切羽つまっているときに、何も分からない新人男性Bを
つれてくる。つまり作業をさせるには私が内容手順を
教えなければならず、作業が遅滞してしまう。
それに伴い新人男性Bに作業を教えたとしても
うまくいかずに遅滞するのは必然。
なぜなら、二人で行ったほうが
短時間ですむ作業に移っていたからだ。
狭い範囲に大の男が3 人もつめよればろくに身動きができなくなるのは明白。
援軍に来るのも遅いし人選ミスでもある。
それに輪をかけ私とともに作業をしていた新人男性も
混乱してしまう。作業指示を出す当の私が手順を
教えるのに時間をとられてたからだ。
さらにありがたことに社員さまが交換作業が
うまくいっているかの確認に来てしまった。
通常ならバイト・パートの作業が完了してから
のはずである。当たり前だ、作業の邪魔になるからだ。
不幸なことに、社員が確認しているのは新人男性に任せた箇所。
私はまだ確認していなのにされてしまった。
けれど、うまくできていたらしく指摘はされず。
終了時間まで残り 3 分近くになりやっと交換作業を完了させた。

しかし、この日、最後の最後まで私をいらつかせたのは
他ならぬあの婆さまである。

「回避できるが回避してしまうと余計にやっかいな事態になる」
選択を私にさせ、「子供染みた真似をする大人を嗜める老人」の図を
展開し私を悪者扱いにしたのは許すまじ。

次回につづく。
posted by ひきひき at 21:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする